【交渉開始！】
こんにちは、気候ネットワークのインターン生です。
現在進行中の、COP21（気候変動枠組条約第21回締約国会議）会議状況に関する情報をお届けしています。

12月1日、会議は2日目をむかえ、実務レベルでの交渉が本格的に始まりました。
この日の議論は、いくつかの点で締約国間の意見の相違が見られ、厳しいものとなったようです。
その中でも、今回は「合意文書の国際法的な位置づけ」についての対立を紹介します。

●どうなる？合意文書の法的拘束力
今回、特にアメリカと島嶼国の間で意見が対立しているのは、この合意文書に法的拘束力を持たせるか否かです。

本会議でツバル代表団が発言したように、気候変動の影響が深刻な島嶼国としては、法的拘束力ある合意を作ることで各締約国の温暖化対策に強制力を持たせることが重要です。
しかし、条約の承認権が上院に帰するアメリカは、議会が法的拘束力ある気候変動対策の合意に反対しています。

2週間の会議でどう決着するのか…要注目ですね！
詳しい交渉の動向は気候ネットワークが配信している会議場通信Kikoをご覧ください。